この会で「伝統構法」は素晴らしいと良くお話をします。しかし、どこにでも建てて良い事にはならない。層間変形角が1/10として2階建てであれば横に60cm~90cmは揺れる訳で当然ながら市街地の密集地には無理になります。足元の地盤でもそれが建てて良い所とそうでない所がありそうです。大工さん達は木組や構造全体、木そのものの弱点を見抜いてしまう。そこには時間をかけて積み重ねた知識と経験による「勘」が働く、木造にとって大事な事と思います。しかしながらその建物が持つ「地盤」の事となると言葉は曖昧になる所が多い。11月からは監理者の説明責任が問われます。この時にこそ「地盤」を知りたいものです。「勘」が働く様に。
皆様も万障お繰合わせの上、ご参加頂きますよう御案内申し上げます。
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