「木拾い」って何をする事?大工さんや工務店さんがこの「木拾い」をやらなくなった昨今、ひょっとしたらこんな言葉が出るかもしれません。設計図をもとに、木材の構造材や下地材・造作材などの数量を拾いだし、木材の価格を出していくことなので「積算」の一過程の様に思っている方が多いのではないでしょうか。それだけの役目ではこの作業はもったいない。「木拾い」をするためには、木材の継手・仕口を決める事、それによって家全体の強度を確保します。下地材の木拾いに仕上材を考えてのものになり、デザインと下地と一体に考えてのものになります。場合によっては壁・床・天井の強度に影響します。そして造作材の形状は空間に大きく影響するのは言うに及びません。こんな作業を設計者や大工さんが捨てるのは、あらためて「もったいない」。今回をきっかけにして、ご自身のキャッチコピーに「木拾いをする--------」になりませんか。
皆様も万障お繰合わせの上、ご参加頂きますよう御案内申し上げます。 |