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A.C.C.勉強会(第4回特別集中講義)
−木と土をいかす真壁の防火仕様−
木と土は本当に火に弱いのか?

木の住まいはもちろんのこと、土壁の家を求める方々が多くなってきました。しかしそれとは裏腹に、「木は火に弱い」、「法律上使用が規制される」など、その要求に逆行する考えや規制があります。しかし、本当にそうなのでしょうか。軒裏にあらわされる杉板に防火性能はないのでしょうか。同様に、木造真壁造りに防火性能はないのでしょうか。
 基準法に抵触すると考えられている木造真壁の部位や、木あらわしの軒裏の仕様を、建築確認を通せるだけの設計仕様に、安井さんたちはまとめました。今回は、この中心になる安井昇さんをお迎えして、実験データから仕様について勉強してみたいと思います。周囲の方々をお誘いのうえ、ぜひご出席下さいますようご案内申し上げます。

講   師 : 安井 昇 氏
(早稲田大学長谷見研究室)
(桜設計集団代表)
場   所 : TOTOショールーム マルチスペース
〒460-0008 
名古屋市中区栄2−3−1
名古屋広小路ビルジング B1階
TEL:052-201-0220
日   時 : 平成16年1月17日( 土 )
13:00  開場
13:30  開講
16:30  終講
会 場 費 : 一般 1500円/1人
学生 無料
A.C.C.会員 無料
問い合せ: A.C.C.事務局 名古屋市千種区新池町3-9-1
TEL/FAX :052-783- 1028
E-mail:tokairin@gaea.ocn.ne.jp



■ 安井昇氏の取り組みの概要
@準防火地域に適合する木造真壁の仕様解明→大臣認定取得
A準防火地域に適合する木造軒裏の仕様解明→性能評価
B土壁の表面に張った杉板の防火性能確認
C木製格子つき防火戸の防火性能確認

 準防火地域にある京町家の多くは、建築基準法の防火構造の要求を満たさない不適格な建物。建て替えや大規模改修による再生を望んでも、建築確認がおりない状況が続く。これを、歴史的まち並みや職人技の衰退の一因と見る関係者は少なくない。早大・長谷見研究室や地元の大工・職人団体らは、土壁の試験体による防火構造の性能評価(予備)試験を繰り返し行ってきた。その結果、裏返し塗りのない戸境土壁の仕様がこのほど大臣認定を取得。防火構造として施工することが可能になった。伝統町家やその建築技術の継承に向けた確実な一歩になると期待されている。

■プロフィール
安井 昇 氏(やすい のぼる)
早稲田大学長谷見研究室
桜設計集団一級建築士事務所代表
  
一級建築士。東京理科大学理工学部・同大学院卒。
長谷見雄二教授には大学時代から指導を受ける。
いったん、ハウスメーカーにて働いた後、桜設計集団建築設計事務所を設立。
現在、社会人ドクターとして早稲田大学理工学研究科博士課程に在籍。

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建築防災・設備 長谷見雄二研究室
TEL:03-5286-3851
http://www.hasemi.arch.waseda.ac.jp/
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桜設計集団一級建築士事務所
TEL:03-5348-3923
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