セキスイハイム へーベルハウス 比較|坪単価と60年保証の中身
セキスイハイムとへーベルハウスを比較し、坪単価の目安、工法と耐震の違い、60年保証のうち無料と有料の境目を整理しました。営業に会う前に同じ条件で見積もりを取れるよう、聞くことのリストも付けています。
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子どもが寝たあと、スマホで比較記事を3本開いてみる。すると、へーベルの坪単価坪単価建物の値段を広さ(坪)で割ったもの。1坪は約3.3㎡で、畳2枚分くらいです。会社によって「どこまで含めた値段か」が違うので、数字だけを比べると見誤ります。が記事ごとに違うんです。どれも「60年保証」とは書いてあるのに、いくらかかるのかはどこにも見当たりません。
来週は両社の展示場に行く予定。なのに、何を聞けばいいのかまだ決まっていない。そんな夜のための記事です。
この記事の結論
金額で比べるのは、2社の見積もりを同じ条件で取ってからにしましょう。
- まずやること → 延床面積延床面積1階・2階などすべての階の床の広さを足した面積。家の大きさの目安になります。と外壁の仕様をそろえて、2社に見積もりを頼む
- 保証で見るところ → 「60年」という数字ではなく、30年目以降にかかる有料の補修の中身
- 耐震で見るところ → ヘーベルハウスには、耐震等級(地震への強さの目安)を書面で確認する
迷ったら、まずここで相場を見る
PRタウンライフ家づくり間取り間取り部屋の数や配置のこと。「3LDK」は、部屋3つ+リビング・ダイニング・キッチン、という意味です。プラン・資金計画・土地提案を複数社から無料で受け取れる無料で間取りと見積もりをもらう公式サイトで受付・申し込み無料この記事でわかること
- 坪単価の目安と、記事によって数字がバラバラな理由
- 工場で作る家と、鉄骨の骨組みにヘーベルの壁を張る家のちがい(知識ゼロでも分かるように)
- 「60年保証」のうち、無料の部分とお金がかかる部分の境目

展示場では、その場で決めなくて大丈夫ですよ。比べる物差しを持って帰るだけでも十分な前進です。
この記事の目次
この記事に出てくる言葉 10個・押すと意味が出ます
本文の点線の言葉こんなふうに押すと、ここに意味が出ます。も、押すと意味が出ます。
- 付帯工事費家の外側や準備の工事のお金。水道やガスを引き込む工事、地盤の補強、古い家の解体などです。本体とは別に必要になります。
- 地盤改良地面が弱いときに、家が傾かないように地面を固めたり杭を打ったりする工事。土地を調べてから、必要かどうかが決まります。
- 坪単価建物の値段を広さ(坪)で割ったもの。1坪は約3.3㎡で、畳2枚分くらいです。会社によって「どこまで含めた値段か」が違うので、数字だけを比べると見誤ります。
- 外構門・塀・駐車場・庭など、建物の外まわりのこと。「外構工事」は本体の値段に入っていないことが多いです。
- 工務店地元で、一棟ずつ相談しながら家を建てる会社。社長や設計者と直接話せることが多いです。
- 延床面積1階・2階などすべての階の床の広さを足した面積。家の大きさの目安になります。
- 引き渡し工事が終わって、家の鍵を受け取る日のこと。この日から保証の期間が始まります。
- 標準仕様その会社の基本の価格に含まれている設備や材料のこと。これ以外は「オプション」で、追加のお金がかかります。
- 諸費用工事以外にかかるお金。登記の手数料、ローンの手数料、火災保険、税金などです。多くはローンに入れず、現金で払います。
- 間取り部屋の数や配置のこと。「3LDK」は、部屋3つ+リビング・ダイニング・キッチン、という意味です。
セキスイハイムとヘーベルハウス、どちらが高い?
ヘーベルハウスのほうが少し高めです。不動産情報サイトCREXの目安(2025年11月時点)では、坪単価はセキスイハイムが80万〜120万円、ヘーベルハウスが90万〜130万円でした。
①はCREX、②はおうちキャンバスの数字です。同じ会社なのに、出典が変わるだけで20万円以上ずれていますね。
| 出典(更新日) | セキスイハイムの坪単価 | ヘーベルハウスの坪単価 |
|---|---|---|
| CREX(2025年11月15日) | 80万〜120万円 | 90万〜130万円 |
| おうちキャンバス(2025年4月9日) | 102.3万円〜 | 128.7万円〜 |
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数字がずれるのは、どちらの会社も坪単価を公式には出していないからです。坪単価(建物の値段を広さの「坪」で割った数字)は、何で割るかで変わります。CREXも、延床面積(各階の床面積を合計した広さ)で割るのか、ベランダなども含めた施工面積で割るのかで変わる、と注意書きを付けていました。
自分の家に置き換えてみましょう。35坪を坪90万円で建てると、建物だけで3,150万円です。ここには付帯工事付帯工事費家の外側や準備の工事のお金。水道やガスを引き込む工事、地盤の補強、古い家の解体などです。本体とは別に必要になります。(水道の引き込みや地盤の補強など、建物の外側の工事)も、外構外構門・塀・駐車場・庭など、建物の外まわりのこと。「外構工事」は本体の値段に入っていないことが多いです。(門や駐車場)も、諸費用諸費用工事以外にかかるお金。登記の手数料、ローンの手数料、火災保険、税金などです。多くはローンに入れず、現金で払います。(ローンの手数料や登記費用)も入っていません。
じゃあ、結局どっちが何万円高いの?
ここは言い切れません。私が比べて言えるのは「ヘーベルハウスのほうが高い。この傾向はどの出典でも同じ」というところまで。具体的な差額は、同じ条件で取った見積もりにしか出てきません。
要するに、坪単価は「ヘーベルハウスが高め」という方向だけ覚えておけば十分です。
工場で作る箱と、鉄骨の家。何がちがう?
ざっくり言うと、セキスイハイムは「工場で作った鉄骨の箱を、現場でつなぐ家」。ヘーベルハウスは「鉄骨の骨組みに、ヘーベル(軽量気泡コンクリート)の外壁を張る家」です。
たとえるなら、セキスイハイムはプラモデルを工場でほぼ組み上げてから届けるやり方です。セキスイハイム(運営は積水化学工業。名前の似ている積水ハウスとは別の会社です)は、家づくりの工程の大半を屋根のある工場で進めます。この作り方をユニット工法と呼びます。

工場の数字も公表されています。骨組みを作る工程の自動化率は86%(2023年度)。1棟に使う部材はおよそ25,000点で、検査の記録はISO9001(品質管理の国際規格)に沿って保管しているそうです。
ヘーベルハウス(運営は旭化成ホームズ)は、強い鉄骨で骨組みを作ります。壁・床・天井に使うのは「ヘーベル」という軽量気泡コンクリート(空気の粒を含ませて軽くしたコンクリート。ALCと呼ばれます)です。外壁の厚さは75mmあります。

| こんな人は | セキスイハイム | ヘーベルハウス |
|---|---|---|
| 工場での品質管理を重く見る | 合う | ― |
| 外の音や生活音を抑えたい | ― | 合う(外壁75mm) |
| 耐震の数字を公式で確かめたい | 合う(等級3を明記) | 見積もり時に確認 |
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要するに、「工場で仕上げた箱」と「骨組み+厚い壁」の違いです。
耐震はどちらが上?
どちらが上かは決められません。公式に耐震等級(地震への強さを1〜3で表す国の物差し。3がいちばん上)の数字を載せているのが、セキスイハイムだけだからです。
| 確認できること | セキスイハイム | ヘーベルハウス |
|---|---|---|
| 耐震等級 | 等級3(標準仕様で対応。一部の特殊プランを除く) | 公式ページに数字の記載なし |
| 強さの説明 | 建築基準法が求める水準の1.5倍 | 強い鉄骨と、揺れを抑える性能をうたう |
| 実験 | 実物大の構造体で250回を超える加振実験 | 公式ページに回数の記載なし |
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ひとつ補足があります。セキスイハイムの実験は2003年と2005年に行ったもので、今の仕様とは一部違うと公式が書いています。
ヘーベルハウスの技術ページは「大地震から暮らしを守る」「都市のシェルター」といった言葉で説明していました。数字が見当たらないのは、私には単に載せ方の違いに見えます。弱いという意味ではありません。だから、見積もりのときに「この間取りで耐震等級はいくつですか」と聞いて、書面に書いてもらいましょう。

耐震等級は、間取りや窓の大きさで変わることがあるんです。標準でいくつかより、自分のプランでいくつかを聞いておくといいですよ。
要するに、耐震は「数字を書面でもらう」ことで比べられるようになります。
点検は無料?60年保証は本当に60年?
点検は、両社とも60年まで無料です。補修工事のほうはお金がかかります。そして「60年保証」の中身は、2社でけっこう違います。
| 2026年11月時点 | セキスイハイム | ヘーベルハウス |
|---|---|---|
| 無料の点検 | 2年目までに3回、そのあと5年目〜60年目は5年ごとに診断(申し込み制) | 1年目・2年目、そのあと5年ごと(60年まで) |
| 保証の長さ | 引き渡しから最長30年 | 初期保証30年、最長60年 |
| 保証を続ける条件 | 3回の点検と、25年目までの5年ごとの診断を受け、必要な補修をすること | 30年目以降は、定期点検と会社が指定する有料の補修をすること |
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調べていて、いちばん引っかかったのがここです。セキスイハイムで60年まで続くのは「無料の診断」のほうで、保証そのものは最長30年まで。一方ヘーベルハウスは、保証が60年まで続く代わりに、30年目以降は有料の補修を受けることが条件になります。
ちなみに、第三者の比較記事には、セキスイハイムも「最長60年保証」と書いているものがありました。公式ページの書き方(最長30年)とは合いません。迷ったら公式の書き方を信じましょう。
有料の補修って、いくらかかるの?
金額は、どちらの公式ページにも載っていません。ここを見積もりの段階で聞いておくのが、この比較のいちばんの肝です。

「60年」という数字の大きさより、30年目に何を直して、だいたいいくらか。それを紙でもらえる会社は、話が早いですよ。
要するに、点検は無料、補修は有料。保証の長さはその前提で比べます。
保証が短くなるのは、どんなとき?
選ぶ外壁、契約した時期、家を建てる地域。この3つで条件が変わります。
- セキスイハイムの外壁: 磁器タイル以外の外壁は、下地も仕上げも10年保証
- セキスイハイムの対象外: ハーベストメント(オプションの部材)は30年保証の対象外。機能に関わらない反りや小さなひび割れも対象外
- セキスイハイムの地域差: 北海道は保証の期間が違う
- ヘーベルハウスの契約時期: 60年保証と60年無料点検が使えるのは、2017年10月以降に契約した人
- ヘーベルハウスの設備: キッチン・お風呂・トイレなど、住まいの部分の設備は10年保証。そのほかの設備は2年
外壁の話は地味に見落としがちです。見積もりの外壁を「磁器タイル」にするかどうかで、セキスイハイムの外壁の保証は30年にも10年にもなります。
セキスイハイムは2026年4月13日、「100年・長期サポートシステム」も発表しました。60年を過ぎても5年ごとの診断を無料で続けるもので、本格的に始まるのは2031年からです。
| 100年・長期サポートシステム | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 今あるセキスイハイム60万棟以上と、これから建てる家 |
| 無料のもの | 60年を超えてからの、5年ごとの建物診断 |
| お金がかかるもの | 専門的な診断の一部と、保証の対象外になる工事 |
| 気をつけたいこと | 100年まで安全だと判定するものではない |
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要するに、外壁の仕様と契約時期を見積もりに書いてもらえば、条件の違いで迷わなくなります。
30年間のメンテナンス費用はいくら?
2社とも、30年間でかかる手入れの総額は公表していません。なので、ここは「どんな費用がかかるか」の枠だけ先に知っておいて、金額は見積もりで埋めていきます。
上の図は、CREXが出している「工務店工務店地元で、一棟ずつ相談しながら家を建てる会社。社長や設計者と直接話せることが多いです。で建てた木造の家(30〜40坪)」の目安です(2025年11月時点)。鉄骨の2社の数字ではありません。どの費用が大きいかを見るための参考にしてください。
| 30年の手入れ(木造の参考) | 30年間の目安 |
|---|---|
| 外装(外壁・屋根) | 約200〜350万円 |
| 水回りの設備 | 約150〜250万円 |
| 内装 | 約50〜100万円 |
| その他(給湯器・防蟻など) | 約100万円 |
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いちばん大きいのは外装です。ここを2社の見積もりで比べられるようにしておけば、30年の総額がぐっと読みやすくなります。仮に総額が700万円なら、月に直すと約2万円。毎月の積み立ての目安になりますね。
要するに、外装と設備の費用を項目ごとに書いてもらえば、30年の総額は自分で出せます。
同じ条件で見積もりを取るには、何を伝える?
見積もりを頼むときは、広さと外壁と土地の条件を2社で同じにします。そのうえで、保証と30年目の費用を書面で聞きましょう。
営業さんに渡すメモは、これだけで足ります。
- 延床面積(例:35坪)と、2階建てか3階建てか
- 外壁の仕様(セキスイハイムなら磁器タイルにするかどうか)
- 見積もりに入っている範囲(建物本体・付帯工事・外構・諸費用のどこまでか)
- 地盤改良地盤改良地面が弱いときに、家が傾かないように地面を固めたり杭を打ったりする工事。土地を調べてから、必要かどうかが決まります。(地面が柔らかいときに補強する工事)の費用が入っているか
- このプランの耐震等級
- 30年目に必要になる補修の内容と、費用の目安
- 保証を続ける条件(何年目までに、何をすればいいか)
会社側にも事情はあります。年度末や決算の前は、営業さんが契約の数字を追いかける時期です。条件をそろえた比較表を手元に持っていれば、その場で決めずに「持ち帰って比べます」と言えますよね。

地盤改良の費用は、会社ごとの調査で結果が変わることもあります。見積もりを並べるとき、ここが別の行になっているかを見ておくといいですよ。
私が一番大事だと思うのは、「30年目の補修の内容と費用」を書面でもらうことです。最初の値段より、ここで差がつくから。
要するに、条件をそろえて、紙でもらって、並べる。それだけで比べられます。
よくある質問
Q. セキスイハイムとヘーベルハウスはどちらが高いですか?
A. 第三者サイトの目安では、どれもヘーベルハウスのほうが坪単価は高めです。ただ、両社とも公式の坪単価は出していないので、実際の差は同じ条件の見積もりで確かめます。
Q. ヘーベルハウスの60年保証は無条件ですか?
A. 無条件ではありません。構造と雨漏りを防ぐ部分の初期保証は30年。そのあとは定期点検を受け、会社が指定する有料の補修をすると延長されます。対象は2017年10月以降に契約した人です。
Q. セキスイハイムの保証は60年ですか?
A. 公式の保証は、引き渡し引き渡し工事が終わって、家の鍵を受け取る日のこと。この日から保証の期間が始まります。から最長30年です。60年目まで続くのは、5年ごとの無料の定期診断(申し込み制)のほうです。
Q. 耐震等級3は取れますか?
A. セキスイハイムは公式に「等級3」とし、標準仕様標準仕様その会社の基本の価格に含まれている設備や材料のこと。これ以外は「オプション」で、追加のお金がかかります。で対応できる(一部の特殊プランを除く)としています。ヘーベルハウスは公式ページに等級の数字がないので、自分のプランの等級を見積もりのときに確認しましょう。
まとめ
- 坪単価は、どの出典でもヘーベルハウスのほうが高めです。ただし両社とも公式の坪単価は出していません。
- セキスイハイムは工場で作った鉄骨の箱をつなぐ家、ヘーベルハウスは鉄骨の骨組みに厚さ75mmのALC外壁を張る家です。
- セキスイハイムの保証は最長30年で、60年目まで続くのは無料の診断のほうです。
- ヘーベルハウスの60年保証は、30年目以降に有料の補修を受けることが条件です。
- 30年間の手入れの総額は、両社とも公表されていません。外装と設備の費用を見積もりで確かめます。
次にやること
- 今の家賃と貯金から、出せる総額(建物・付帯工事・外構・諸費用の合計)を決める
- 延床面積・外壁の仕様・土地の条件をメモにまとめ、2社に同じ内容で見積もりを頼む
- 上の質問リストを渡して、耐震等級と30年目の補修費用を書面でもらい、並べて比べる
出典を見る
- セキスイハイム アフターサポート(長期保証・定期診断)(積水化学工業(セキスイハイム)) 2026-11-05 閲覧
- セキスイハイム 工場生産(積水化学工業(セキスイハイム)) 2026-11-05 閲覧
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