長年私達の住宅業界の中では「2020年改正省エネ法」にまつわる情報に良くも悪くも翻弄した様子が伺えます。特にメーカーは改正と同時にビジネスチャンスに備える画策を色々伺えましたが、ご存知の通りその予定は見送られる事になりました。
しかし、国は2年の暫定期間を置くと言っている以上、その後の法改正が今以上に心配になってきます。そんな折、ドイツのフラウンホーファー建築物理研究所の田中絵梨さんの来日の事を知り、今回の機会を予定しました。当研究所は国からの多額の予算で多方面から委託研究を行い、国内に約20,000人以上のスタッフをかかえるドイツを代表する研究所です。今回田中さんには日増しに高断熱高気密化していく建物の防湿との関わりと、調湿のお話を伺おうと思います。時間が許せば木材の劣化の評価や断熱材の性質と性能についてもお伺いしようと思います。
辻先生にはこの勉強会に何度となくおいで頂きましたが今回は「非定常計算で分かる断熱材の蓄熱効果と夏型結露対策」についてお話をして頂きます。皆様には万障お繰合わせの上ご参加頂きますよう御案内申し上げます。
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