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建築確認申請の費用はいくら?2階建て・平屋の内訳|改正で増えた分も

建築確認申請の費用は、審査機関に払う手数料と設計者への代行費の2つでできています。木造2階建て・平屋それぞれの金額の例と、2025年4月の改正で見積書のどの行が増えたかを、自治体の公式の手数料表をもとに整理しました。

建築確認申請の費用はいくら?2階建て・平屋の内訳|改正で増えた分も

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2社の見積書を並べてみたら、「確認申請費」が片方は28万円、もう片方は35万円。ネットには「役所の手数料は住宅なら数万円」と書いてあります。

じゃあ、残りの20万円以上は、誰に何のために払うお金なんでしょう。

この記事でわかること

  • 見積書の「確認申請費」のうち、役所に払うお金と設計者に払うお金の分け方
  • 木造2階建てと平屋で、手数料と代行費がどれくらい違うか
  • 2025年4月の法改正で、見積書のどの行が増えたか

この記事の結論

確認申請費は「審査の手数料(数万〜十数万円)」と「設計者への代行費(十数万〜数十万円)」に分けて見ると、金額の理由がわかります。

  • まず、見積書の確認申請費に審査手数料が含まれているかを営業に聞く
  • 次に、自分の市や県の「建築確認 手数料」の表を開いて照らし合わせる
  • 平屋にするか迷っているなら、延べ面積200㎡以下かどうかを確かめる

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見積書の数十万円の大部分は、設計者の仕事への報酬です。役所に払う分は一部にすぎません。

この記事の目次
  1. 見積書の「確認申請費」、役所に払うのはいくら?
  2. 2025年4月に何が変わった? 2階建てと平屋で扱いが分かれる
  3. 2階建てと平屋で、費用はどれくらい違う?
  4. 2025年の改正で、手数料は上がった?
  5. 役所と民間の確認検査機関、どっちに出すの?
  6. 設計者への代行費は、2階建てでいくら?
  7. 確認がおりるまで、何日かかる?
  8. Q. 見積書の「建築確認費用100万円」には何が含まれていますか?
  9. Q. 中間検査はどの家でもありますか?
  10. Q. 計画をやめたら、確認申請の手数料は戻ってきますか?
  11. Q. 2026年に着工する2階建てでも、改正前の壁量の基準は使えますか?
  12. まとめ
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  • 延床面積1階・2階などすべての階の床の広さを足した面積。家の大きさの目安になります。
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見積書の「確認申請費」、役所に払うのはいくら?

数万〜十数万円です。千葉県の手数料表では、100㎡超〜200㎡以下で確認申請33,000円、完了検査(中間検査なし)38,000円。合わせて71,000円です(省エネの加算は別)。

確認申請費の中身の例木造2階建ての確認申請費(例)7.1万円35.4万円審査手数料役所・機関へ代行費設計者へ¥

図の代行費35.4万円は、富山市の会社ミガキが出している木造2階建ての参考価格(税別、市街化区域・防火区域未指定の場合、2026年11月2日時点)を足したものです。手数料の例とくらべるための目安として使いました。

建築確認申請とは、家を建てる前に「この図面は法律に合っています」と確かめてもらう手続きのこと。確かめるのは役所(特定行政庁:建築確認の窓口になる県や市)か、民間の確認検査機関です。

  • 審査手数料:役所か機関に払います
  • 代行費:図面や計算書をそろえ、申請を代わりに出す設計者に払います。ミガキの料金は税別で、審査手数料は含みません

「住宅なら数万で済みますけど、事務所ビルとかなら、申請手数料だけで数十万かかるので、大きさにもよります。」

Yahoo!知恵袋の回答(2024年7月)
設計の先生
設計の先生

見積書に「確認申請費」が1行しかないなら、審査手数料が込みかどうかだけ聞いておくといいですよ。それで2社の比べ方がそろいます。

要するに、見積書の数十万円の大部分は書類づくりと申請の手間賃です。

2025年4月に何が変わった? 2階建てと平屋で扱いが分かれる

2025年4月1日以降に着工する木造2階建ては、広さに関係なく「新2号建築物」になりました。申請のとき、構造の図書と省エネの図書を新しく出す必要があります(長崎県・江戸川区)。

平屋200㎡が分かれ目2025年4月から:平屋200㎡が分かれ目木造平屋で200㎡以下?はいいいえ新3号審査省略あり新2号審査が増える

平屋で延べ面積(延床面積延床面積1階・2階などすべての階の床の広さを足した面積。家の大きさの目安になります。:各階の床面積を足した広さ)が200㎡以下なら「新3号建築物」です。こちらは今までどおり、図書の一部を省略できます。

長崎県の案内によると、これまでは建築士が設計した小規模な木造住宅は、審査の一部が省略されていました。これがいわゆる4号特例です。今回の改正で4号特例は「廃止」ではなく「縮小」され、平屋200㎡以下にだけ残りました。

見積書の行 払う先 2025年4月からの変化
確認申請手数料 役所・機関 2025年4月に改定した地域がある
省エネ審査の加算 役所・機関 新2号の住宅で新たに加わる
構造審査の加算 民間の機関 機関の料金表で確かめる
完了検査手数料 役所・機関 省エネ検査の加算がつく地域もある
代行費 設計者 構造・省エネの書類づくりの分が増える

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壁量(地震に備えて必要な壁の量)の基準には、改正前のものを使える1年間の経過措置がありました。これは2026年3月31日で終わっています(堺市)。2026年4月以降に着工する家は、改正後の基準で計画します。

読者

うちの計画、平屋にしたら確認申請の費用は安くなる?

要するに、2階建ては改正後に書類と審査が増え、200㎡以下の平屋は今までに近い扱いのままです。

2階建てと平屋で、費用はどれくらい違う?

ミガキの参考価格(税別)では、代行費の差は144,000円です。2階建ては354,000円、平屋は210,000円でした(いずれも確認申請+完了検査の代理)。

2階建てと平屋の代行費の比較代行費の比較(ミガキの例)2階建て354,000円平屋210,000円税別

ミガキの代行費の項目(税別) 木造2階建て(新2号) 木造平屋(新3号)
確認代行費の基本料 280,000円 180,000円
構造・省エネの確認料 39,000円 0円
完了検査の代理料 35,000円 30,000円
合計 354,000円 210,000円

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審査手数料のほうも、2階建てと平屋で扱いが分かれる場合があります。自分の地域の手数料表で、両方の欄を見比べておきましょう。

調べて意外だったのは、差の中身がはっきりしていること。構造と省エネの確認料が、平屋だと0円だからです。

要するに、平屋200㎡以下は構造と省エネの書類が少なく、代行費が低めになります。

2025年の改正で、手数料は上がった?

上がった地域があります。池田市(大阪府内)の表は「令和7年4月1日以降」の額として出ていて、省エネの加算も加わりました。

確認申請手数料の地域差確認申請手数料(100〜200㎡)江戸川区21,000円千葉県33,000円大阪府50,000円名古屋市59,000円¥

同じ広さでも、地域によって手数料はおよそ3倍違います。

地域(100㎡超〜200㎡以下) 確認申請 完了検査(中間検査なし)
江戸川区(区のページ掲載額) 21,000円 25,000円
千葉県 33,000円 38,000円
大阪府内(池田市の表) 50,000円 29,000円
名古屋市 59,000円 41,000円

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表の金額には省エネの加算が入っていません。大阪府内では、200㎡未満の一戸建てに確認申請時20,600円、完了検査時7,400円が加わります(池田市)。自分の地域の表は「市の名前 建築確認 手数料」で検索すると見つかります。

「少し増額あるかもしれませんが、しっかり計算された耐震構造の方が安心なので良いことだと思います。」

Yahoo!知恵袋の回答(2025年1月)

要するに、改正後は省エネの加算がついた地域もあります。いくらになるかは、住んでいる地域の表で決まります。

役所と民間の確認検査機関、どっちに出すの?

どちらが安いとは決まっていません。申請先は、ふつう設計者が決めます。施主が選ぶ場面はあまりありません。

申請先 料金の決まり方 金額の確かめ方
役所(特定行政庁) 県や市の条例で決まる 県・市の手数料表を見る
民間の確認検査機関 機関ごとに決める 機関の料金表を見る

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それでも、機関ごとに料金の組み立て方が違うことは知っておくと、見積書が読みやすくなります。

民間の機関の料金を見たいときは、その機関の公式サイトを開きます。たとえば住宅性能評価センターのサイトです。

住宅性能評価センターの公式トップページ
住宅性能評価センターの公式トップページ(seinouhyouka.co.jp・2026-11-02時点の画面)

料金は公式サイトで最新をご確認ください。

日本ERIも、木造住宅の確認検査を受けている民間の確認検査機関です。

日本ERIの公式トップページ
日本ERIの公式トップページ(j-eri.co.jp・2026-11-02時点の画面)

こちらも、料金の最新は公式サイトで確かめておきましょう。

私の判断では、施主が最安の申請先を探すより、「見積書にどこの機関の手数料が入っているか」を聞くほうが役に立ちます。申請先は、設計者の段取りや審査の日程と一緒に決まるものだからです。

設計の先生
設計の先生

着工してから間取りを変えると、計画変更の手数料が別にかかります。図面は申請前に固めておくといいですよ。

要するに、役所と民間に決まった安い・高いはありません。見積書にどこの手数料が入っているかを確かめれば十分です。

設計者への代行費は、2階建てでいくら?

この章を開く(約2分)代行費は、木の彩では2階建て25万円〜・平屋15万円〜、ミガキでは2階建て35.4万円・平屋21万円(確…

代行費は、木の彩では2階建て25万円〜・平屋15万円〜、ミガキでは2階建て35.4万円・平屋21万円(確認+完了検査)でした(いずれも税別)。確かめたのは2社だけ。「相場」ではなく「例」として見てください。

代行費の例(税別・審査手数料は別) 平屋(新3号) 2階建て(新2号)
ミガキ(確認+完了検査の代理) 210,000円 354,000円
木の彩(確認申請の代行) 150,000円〜 250,000円〜(省エネは仕様基準)

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ミガキは、富山市にある、確認申請の代行を料金表つきで案内している会社です。料金表の参考価格は、市街化区域・防火区域未指定の場合のものです(2026年11月2日時点)。

ミガキの料金プランのページ
ミガキの料金プランのページ(kakuninshinsei.com・2026-11-02時点の画面)

2階建ての内訳は、基本料280,000円、構造基準確認料30,000円、省エネ基準確認料9,000円、完了検査申請代理料35,000円。平屋は基本料180,000円と完了検査代理料30,000円で、構造と省エネは0円です。項目ごとに金額が分かれているので、自分の見積書の行と見比べたい人に向いています。

木の彩も、確認申請の代行を料金表つきで案内している会社です。

木の彩の確認申請代行サービスのページ
木の彩の確認申請代行サービスのページ(kinoiro.net・2026-11-02時点の画面)

新2号の料金が省エネの確かめ方で2つに分かれていて、仕様基準なら250,000円〜、省エネ適合性判定(省エネ適判:省エネ性能を計算し、専門の機関に判定してもらう手続き)なら480,000円〜です。省エネをどちらの方法で確かめるか迷っている人には、この差がよい目安になります。

手数料と代行費を足すと、たとえば千葉県で120㎡の木造2階建て(中間検査なし)なら次のとおり。あくまでこの記事で計算した例です。

試算の項目 金額 払う先
確認申請 33,000円 千葉県
完了検査 38,000円 千葉県
代行費(木の彩の例) 250,000円〜(税別) 設計者
合計 321,000円〜 ―

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合計には省エネの加算が入っていません。加算がある場合はその分を足します。代行費は税別の価格なので、消費税も別にかかります。

長期優良住宅の認定や住宅性能評価を受けるなら、その手数料と書類代が別にかかります。

設計の先生
設計の先生

代行費は「書類を作る手間」の値段です。構造は壁量計算か、もっと細かい計算か。そこで手間が変わるので、聞いておくといいですよ。

要するに、代行費は手数料の数倍になることが多く、平屋か2階建てか、省エネをどう確かめるかで変わります。

確認がおりるまで、何日かかる?

申請から審査、工事、完了までの流れを表す4つのアイコン
※画像はイメージです

新2号の家は、行政の法定審査期間(役所が審査にかけてよい日数の上限)が「7日以内」から「35日以内」になりました。図面の直し(補正)にかかる日数は35日に含まれません(江戸川区・長崎県)。

確認申請から完了検査までの流れ家が建つまでの確認の流れ1234申請審査工事完了検査最大35日色の段階で手数料

「4月以降審査に必要となる図書が3倍ほどになり、審査時間も3倍ほどになっています。」

Yahoo!知恵袋の回答(2025年5月)

「審査機関の混み具合にもよりますが、図面に問題がなければ1ヶ月、よっぽど引っ張られても2ヶ月程度で交付はされます。」

Yahoo!知恵袋の回答(2025年8月)

どちらも改正直後の個人の回答で、統計ではありません。

よくあるつまずきは、着工日を審査期間ぎりぎりで組んでしまうこと。補正が入れば、その分だけ日数が延びます。いまの混み具合は、申請先をよく知っている設計者に聞くのがいちばん確実です。

設計の先生
設計の先生

確認済証が出るまで工事は始められません。工程表に「確認済証の予定日」が入っているか、見ておくといいですよ。

要するに、2階建ては審査に1か月前後かかる前提で、着工日に余裕をもたせておきましょう。

よくある質問

Q. 見積書の「建築確認費用100万円」には何が含まれていますか?

A. 金額だけではわからないので、内訳を聞いてください。長期優良住宅の認定、設計住宅性能評価、省エネ適判は確認申請とは別の手続きで、手数料も別にかかります。それらの書類代まで1行にまとめている見積書もあります。

Q. 中間検査はどの家でもありますか?

A. 地域によって違います。中間検査をするかどうかは特定行政庁が決めていて、手数料表も「中間検査あり・なし」で分かれています(千葉県など)。

Q. 計画をやめたら、確認申請の手数料は戻ってきますか?

A. 原則として戻りません。名古屋市は手数料を「原則不還付」としています。

Q. 2026年に着工する2階建てでも、改正前の壁量の基準は使えますか?

A. 使えません。改正前の壁量基準などを使える経過措置は、2026年3月31日で終わりました(堺市)。

まとめ

  • 確認申請費は、役所や機関に払う「審査手数料」と、設計者に払う「代行費」の2つでできています。
  • 2025年4月から、木造2階建ては「新2号」になり、構造と省エネの審査が加わりました。
  • 延べ面積200㎡以下の木造平屋は「新3号」で、審査の省略が残っています。
  • ミガキの例では、代行費は2階建てが354,000円、平屋が210,000円です(税別)。
  • 確認申請手数料は地域で約3倍違います(100〜200㎡で21,000円〜59,000円)。

次にやること:① 見積書の確認申請費に審査手数料が含まれているか、営業に聞く → ② 「市の名前 建築確認 手数料」で自分の地域の表を開き、延べ面積の欄の金額を書き出す → ③ 構造は壁量計算かどうか、省エネは仕様基準か適判か、計画変更の費用はいくらかを、設計担当に確かめる

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