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リノベ費用の相場2026|水回りの単価と見積書「一式」の確かめ方

リノベ費用の相場を、公的調査の平均405.4万円と中央値210.0万円から整理しました。キッチン・浴室・トイレの単価、間取り変更で金額が上がる理由、見積書の「一式」を確かめる質問、無料の見積チェックまで、営業の前に自分で概算するための記事です。

リノベ費用の相場2026|水回りの単価と見積書「一式」の確かめ方

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中古マンションの内見の帰り道。「ここ、直せば住めそう。でも直すのにいくらかかるんだろう」と、手が止まっていませんか。

リフォーム会社に聞けば答えはもらえます。でも、その数字が高いのか安いのか、比べる物差しが手元にないんですよね。

この記事でわかること

  • リフォームに、ほかの人が実際いくら払っているか
  • キッチン・お風呂・トイレを1か所ずつ直すときの金額の目安
  • 見積書の「一式」を、角を立てずに確かめる聞き方

この記事の結論

平均ではなく「中央値210万円」を物差しにして、見積書の「一式」は中身を聞いてから比べましょう。

  • まず、直したい場所を1か所ずつ書き出して、下の単価表で概算する
  • 次に、2社以上に同じ条件で見積もりを頼む
  • 契約の前に、住まいるダイヤルの無料見積チェックで見てもらう

迷ったら、まずここで相場を見る

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設計の先生
設計の先生

金額の物差しを先に持っておくと、営業さんの話を落ち着いて聞けるようになりますよ。

この記事の目次
  1. リノベ費用、みんな結局いくらかかった?
  2. キッチン・お風呂・トイレは、1か所いくら?
  3. 間取り変更・フルリノベは、なぜ急に高くなる?
  4. 見積書の「一式」、どう確かめればいい?
  5. 予算オーバーは、どこから来る?
  6. 次にやること
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リノベ費用、みんな結局いくらかかった?

よくある金額は約210万円。平均の405万円は、大きな工事に引っぱられた数字です。

リフォームに実際かかった費用 協議会平均 405万円 協議会中央値 210万円 国交省平均 170万円 ¥

住宅リフォーム推進協議会の調査(令和8年2月公表)では、実施者が払った金額は平均405.4万円でした。ただ、ちょうど真ん中の人の金額(中央値)は210.0万円です。

平均は、金額の大きな一部の工事に引っぱられて上がる数字です。「ふつうはいくら?」を知りたいなら、中央値のほうが実感に近いんです。

調査 金額 対象
推進協議会(2025年夏に調査) 平均405.4万円/中央値210.0万円 過去3年以内にリフォームした1,175名(補助金を含む)
国交省 住宅市場動向調査(令和8年7月公表) 平均170万円 三大都市圏で令和6年度にリフォームした世帯

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※各調査の公表資料を加工して作成

調べていて、2つの調査の数字がずれていることに少し驚きました。対象の地域も調べ方も違うので、どちらが正しいという話ではありません。

要するに、「200万円前後がよくある金額、大きく直すと400万円以上」と覚えておけば十分です。

キッチン・お風呂・トイレは、1か所いくら?

メーカーの目安は、キッチン100〜250万円、浴室100〜150万円、トイレ10〜50万円です。

水回り1か所の費用の幅 キッチン 100〜250万 浴室 100〜150万 トイレ 10〜50万

LIXILは、リフォームを考え始めた人向けに、場所ごとの費用の目安を出しています。どれも「今と同じ場所で入れ替える」前提の数字です。

LIXILの空間別リフォーム費用の目安のページ
LIXILの空間別リフォーム費用の目安のページ(lixil.co.jp・2026-10-28時点の画面)
場所 目安 この金額の前提
キッチン 100〜250万円 同じ部屋に新しいキッチンを置く
浴室 100〜150万円 同じサイズのユニットバスに替える
トイレ 10〜50万円 便器を替える
洗面 10〜50万円 洗面台を替える
玄関 40〜60万円 今の枠のままドアを替える

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※LIXIL公式サイトの公表値を加工して作成(2026-10-29時点。確定価格ではありません)

「一般的なユニットバス・システムキッチン・トイレ・洗面化粧台の入れ替え費用は200万円~が相場です。」

Yahoo!知恵袋の回答(2024年5月)

表の下限を足すと220万円。この回答の「200万円〜」とだいたい重なります。

読者

2026年に頼むと、もっと高くなるんですか?

LIXILは2026年5月に、希望小売価格(メーカーが決める定価)の見直しを発表しました。水回りは2026年8月3日の受注分からです。

品目 改定の幅 いつの受注から
トイレ・浴室 平均13%程度 2026年8月3日
キッチン 10%程度 2026年8月3日
サッシ・ドア 13%程度 2026年10月1日

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※LIXILの発表資料を加工して作成

見積書を受け取ったら、日付と「改定後の価格かどうか」を聞いておきましょう。夏前にもらった見積もりは、今の価格と違うことがあります。

設計の先生
設計の先生

値上げは「受注した日」が基準です。見積書の有効期限も一緒に聞いておくと話が早いですよ。

要するに、水回り4か所を入れ替えるなら200万円台が出発点です。

間取り変更・フルリノベは、なぜ急に高くなる?

骨組みがむき出しの住宅で水まわりの配管を動かす職人のイラスト
※画像はイメージです

水回りを動かす、骨組みに手を入れる。この2つで金額の段階が上がります。

戸建てで建築確認が要るか 骨組みを直す はい いいえ 確認申請 手続き不要

間取り(部屋の区切り方)の変更やフルリノベには、公的な「1㎡あたりいくら」の統計がありません。ネットの記事ごとに幅がばらばらなのは、そのせいです。

なので物差しは「何をするか」で持ちましょう。キッチンやお風呂を別の場所へ動かすと、床下の配管(水やお湯を通す管)も引き直しです。壁を抜くと、下地や床もやり直しになります。

「60平米を半分ぐらい間取り変更して(半分ぐらいは残して)、水回りの設備を総入れ替えして「安い仕様で」300万円かかりました。」

Yahoo!知恵袋の回答(2023年9月。値上げ前の金額です)

戸建ての人は、もう1つ確かめておきたいことがあります。2025年4月から、木造2階建てなどで大きなリフォームをするときは、工事の前に建築確認(役所などに図面を見せて、法律に合うか確かめてもらう手続き)が要るようになりました。

  • 要る:壁・柱・床・はり・屋根・階段のどれかを、半分を超えて直すとき(階段の架け替え、屋根の全面改修など)
  • 要らない:キッチン・トイレ・浴室などの水回りの工事、手すりの取り付け、仕上げ材だけの張り替え

確認申請があると、図面づくりの費用と待つ期間が増えます。実家の戸建てを丸ごと直すつもりなら、最初の相談で「うちは確認申請が要りますか」と聞いておきましょう。最後の判断は、建築士や確認検査機関の担当です。

設計の先生
設計の先生

マンションなら、工事の前に管理規約を読んでおくといいですよ。床材や工事の届け出に決まりがあることが多いんです。

要するに、間取り変更は「動かす・抜く」の数だけ金額が増える、と考えれば迷いません。

見積書の「一式」、どう確かめればいい?

この章を開く(約3分)「一式」とだけ書かれた所は、中身を言葉で聞いて、明細を書面でもらいましょう。

「一式」とだけ書かれた所は、中身を言葉で聞いて、明細を書面でもらいましょう。

「一式」を確かめる順番 1 2 3 4 5 内訳 数量 品番 追加条件 無料確認 すべて0円

国土交通省も、現場をよく確かめずに作った見積もりは、あとで追加費用につながると注意しています。見積もりの前に、現場を見てもらえるか聞いておくと安心です。

推進協議会のガイドブックにも、「○○工事一式」の所は説明を受けること、明細がなければ取り寄せることが書かれています。

見積書の言葉 確かめること
○○工事一式 何が入っているか、数量と単価
設備機器 メーカー名と品番、定価から何%か
解体・処分費 入っているか、別の行にあるか
石綿調査費 計上されているか
諸経費・特別値引き 何に対する費用か、値引き前の金額

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石綿(アスベスト)は、古い建材に含まれていることがある素材です。解体や改修の前には調べる決まりがあります。請負金額が100万円以上(税込)の改修なら、調べた結果を役所に報告するところまで決まっています。

聞き方に迷ったら、そのまま読み上げて使ってください。

  • 「この一式には、何がいくつ入っていますか?」
  • 「キッチンのメーカーと品番を書いてもらえますか?」
  • 「工事の途中で費用が増えるのは、どんなときですか?」

「見積り金額が違うのは、あなた様が何処をどう直したいかを決めて、それを全リフォーム会社に伝えて、同じ仕様のリフォーム見積もりを取らなかったからです。」

Yahoo!知恵袋の回答(2024年4月)

この回答はもっともだと思います。比べるなら、まず条件をそろえる。ここが出発点です。

設計の先生
設計の先生

相見積もりを頼むときは、自分で作った「直したい場所リスト」を全社に同じものを渡すといいですよ。

それでも不安なら、住まいるダイヤル(国が指定した住宅の相談窓口)の「リフォーム見積チェックサービス」が使えます。

住まいるダイヤルのリフォーム見積チェックサービスのページ
住まいるダイヤルのリフォーム見積チェックサービスのページ(chord.or.jp・2026-10-28時点の画面)
項目 内容(2026-10-29時点)
料金 無料
見てもらえるもの 契約前の見積書1〜2通(契約書は対象外)
回答のしかた 建築士の相談員が電話で回答。最長60分
日程 ウェブ申込みなら、日程登録から最短14日後以降
使えないとき すでに業者とトラブルになっているとき

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電話は03-3556-5147、受付は平日10:00〜17:00です。値段の物差しには、経済調査会の『積算資料(ポケット版リフォーム編)』が使われます。値下げの交渉をしてくれる場ではないので、そこは知っておきましょう。

要するに、「一式」は聞けば答えてもらえる所です。聞いて、書いてもらって、比べましょう。

予算オーバーは、どこから来る?

この章を開く(約2分)理由の1位は「設備のグレードアップ」。

理由の1位は「設備のグレードアップ」。工事が始まってから決めると、金額がふくらみます。

予算を上回った理由 グレード上げ 47.4% 箇所が増えた 41.9% 想定外の工事 22.6%

推進協議会の調査では、予算を上回った人が30.1%いました。上の図は、その人たちに理由を聞いた結果です(複数回答)。

上の2つは、自分で決められる理由なんですよね。ショールームで上のグレードに心が動くのは自然なこと。だからこそ、契約の前に「ここまで」と決めておくのが効きます。

「予算を超える理由を聞いたら、ここ数年の物価の値上がりと和室の天井を合成板?から壁紙を貼るために作り直すからと言われましたが、そうなのでしょうか?」

Yahoo!知恵袋の質問(2024年4月)

この質問のように、壁紙を貼るために下地から作り直す工事はよくあります。理由を聞いて納得できたら、それは「想定外」ではなく「見積もりに入った工事」になります。

予算を守るためにやっておきたいことは、この3つです。

  • 設備は、ショールームで品番まで決めてから契約する
  • 「あとで追加したい所」は、最初の見積もりに別行で入れてもらう
  • 途中で変えるときは、工事の前に追加・変更契約書を交わす
読者

逆に、費用を減らせる方法はありますか?

あります。省エネの工事なら、国の補助金が使える場合があります。どちらも予算に達した時点で受付が終わるので、日付つきで書いておきます。

制度 補助の上限 申請の割合(2026年10月28日時点)
みらいエコ住宅2026(リフォーム) 1戸100万円(平成3年以前の住宅で、義務基準相当の工事) 予算の11%
先進的窓リノベ2026 1戸100万円(補助額5万円以上が条件) 予算の約32%

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※国土交通省・環境省の公式サイトを加工して作成。工事の着手は、どちらも遅くとも2026年12月31日まで

みらいエコ住宅2026事業の公式トップページ
みらいエコ住宅2026事業の公式トップページ(mirai-eco2026.mlit.go.jp・2026-10-28時点の画面)
先進的窓リノベ2026事業の公式トップページ
先進的窓リノベ2026事業の公式トップページ(window-renovation2026.env.go.jp・2026-10-28時点の画面)

見積もりを頼むときに「この工事は補助金の対象になりますか」と一言添えておきましょう。申請の流れは、各事業の公式サイトで最新をご確認ください。

設計の先生
設計の先生

窓の工事は補助の単価が決まっています。見積書と並べて見ると、窓の値段の感覚がつかみやすいですよ。

要するに、予算オーバーの大半は「契約前に決めきれなかった所」から生まれます。

よくある質問

質問 答えの要点
平均と中央値、どっちを信じる? 中央値(210.0万円)
70㎡で1,500万円の見積もりは高い? 条件をそろえて比べないと分からない
訪ねてきた業者と契約したら? 書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフできる

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Q. 平均と中央値、どっちを信じればいい?
A. ふつうの金額を知りたいなら中央値です。推進協議会の調査では中央値210.0万円、平均405.4万円でした。平均は、一部の大きな工事に引っぱられて高く出ます。

Q. 70㎡のフルリノベで1,500万円と言われました。高いですか?
A. フルリノベの㎡単価には公的な統計がないので、数字だけでは決められません。配管の入れ替えや間取り変更が入っているかで、大きく変わります。同じ「直したい場所リスト」で2社目の見積もりを取り、住まいるダイヤルの無料チェックで見てもらうのが近道です。

Q. 家に来た業者と、その場で契約してしまいました。
A. 訪問販売なら、法律で決まった書面を受け取った日から8日以内はクーリング・オフ(契約の取り消し)ができます。数えはじめは契約した日ではありません。迷ったら、お住まいの地域の消費生活センターに相談してください。

次にやること

今日からできるのは、この3ステップです。

① 直したい場所を1か所ずつ書き出して、この記事の単価表で概算を出す
→ ② その同じリストを2社以上に渡して、「一式」の明細つきで見積もりをもらう
→ ③ 契約の前に、住まいるダイヤルの無料見積チェックで見てもらい、補助金の対象かも聞く

この記事のまとめ

  • よくあるリフォーム費用は中央値210.0万円。平均の405.4万円は大きな工事に引っぱられた数字
  • 水回りの入れ替えは、キッチン100〜250万円、浴室100〜150万円、トイレ10〜50万円が目安
  • 間取り変更は「水回りを動かす・骨組みに手を入れる」で金額が上がる。戸建ては建築確認の有無も聞く
  • 「一式」は、内訳・数量・品番・追加の条件を聞いて、書面でもらう
  • LIXILの値上げは2026年8月3日の受注分から。補助金は予算に達すると受付が終わる

まずは①の「直したい場所リスト」から始めてみてください。紙1枚あれば、次の打ち合わせはずっと話しやすくなります。

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