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新築の引き渡し前チェック30項目|内覧会の見方と第三者検査の料金

新築の内覧会(施主検査)で自分で見る30項目を、建具・床と壁・水回り・外部に分けてまとめました。床下や屋根裏など、プロに任せる範囲も整理しています。第三者検査3社の公式料金を比べ、指摘のあとに書面を残す手順まで載せました。

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施工会社から「内覧会の日程です」と連絡が来た。でも、その日に何を見ればいいのか分からない。

担当者の前で床に這いつくばるのは気まずいですよね。素人の目で何が分かるのか、という不安もあると思います。

この記事でわかること

  • 内覧会の当日に自分で見る30項目と、回る順番
  • 床下・屋根裏など、プロに任せたほうがいい範囲
  • 第三者に同行を頼むときの料金と、申し込みの時期

この記事の結論

内装と設備の動きは自分で見て、床下・屋根裏・傾きはプロに任せる。この分け方が一番無理がありません。

  • まずやること → 下の30項目を印刷して、図面と一緒に持っていく
  • 迷ったら → 床下・屋根裏だけでもプロに頼む(内覧会の日が決まったら早めに申し込み)
  • 指摘したら → 「いつ・誰が・どこを」直すか、書面かメールで残す

迷ったら、まずここで相場を見る

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設計の先生
設計の先生

内覧会は、引き渡し前に「直してください」と言える場です。遠慮しないで、気になったところは全部伝えておくといいですよ。

この記事の目次
  1. 内覧会で、自分は何を見て、何をプロに任せればいい?
  2. 内覧会の持ち物は?時間はどれくらいかかる?
  3. 新築の内覧会チェックリスト30項目
  4. ① 外部(7項目)
  5. ② 建具(ドア・窓・扉)(8項目)
  6. ③ 床・壁・天井(7項目)
  7. ④ 水回り(8項目)
  8. 床の傾き・基礎のひび割れはどこからが問題?
  9. 内覧会の第三者立ち会い、費用はいくら?
  10. 第三者検査はいつまでに申し込む?
  11. 内覧会で指摘したあと、どうやって直してもらう?
  12. 引き渡しのあとに不具合が見つかったら?
  13. この記事のまとめ
  14. 次にやること

内覧会で、自分は何を見て、何をプロに任せればいい?

仕上げと動きは自分で、床下と屋根裏の奥はプロに。これが基本の分け方です。

屋根裏(プロ) 室内 (自分で見る) 床下・基礎(プロ) 外まわり 自分で 傾きの計測 (プロ)

範囲 自分で見る プロに任せる
室内の仕上げ 傷・汚れ・クロスのはがれ ―
建具・設備 開け閉め、鍵、通水、換気扇 ―
床下・屋根裏 点検口からライトで覗く 中に入って配管・断熱・金物を見る
傾き ビー玉やスマホの水平器で気づく レーザーなどで測る
基礎・外壁 目立つひび、汚れ ひびの幅を測って判断する

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床下も屋根裏も、狭くて暗い場所です。潜って見るのはプロの仕事、と割り切ってかまいません。

内覧会の持ち物は?時間はどれくらいかかる?

持ち物は9つ。時間は家の広さで変わるので、余裕をもって予定を組みましょう。

  • 図面(平面図・電気配線図)
  • 懐中電灯(スマホのライトでも可)
  • マスキングテープ
  • メジャー
  • スマホ(写真・水平器アプリ)
  • ビー玉
  • スリッパ、軍手
  • 踏み台(点検口を覗くため)
  • 筆記具と、この30項目のリスト

「1時間くらいです」と言われても、それを前提に予定を組まないほうがいいです。

「事前情報では1時間くらいで終わるとのことでしたが、我が家は6時間ぶっ通しでチェックしました。」

ブログ(2026年10月)

この方の家は延床50坪。広い家ほど時間がかかります。

小さな子どもがいるなら、預け先を先に決めておきましょう。落ち着いて見られるかどうかが変わります。

新築の内覧会チェックリスト30項目

30項目を4つに分けました。外から順に回れば、見落としが減ります。

① 外部 7項目 ② 建具 8項目 ③ 床・壁 7項目 ④ 水回り 8項目 明るいうちに外から。水は最後にまとめて流す

① 外部(7項目)

# 見るところ 見方
1 基礎 目立つひび・欠けがないか。ライトを横から当てる
2 外壁 傷・へこみ・汚れ、目地(継ぎ目)のすき間
3 窓まわりの外側 縁のすき間、コーキング(ゴム状の詰め物)の切れ
4 雨どい 外れ・ゆがみがないか
5 バルコニー 床の傷、排水口のつまり、水たまりの跡
6 給湯器・室外機 固定されているか、図面どおりの位置か
7 外構 駐車場や門まわりのひび、境界の杭

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② 建具(ドア・窓・扉)(8項目)

# 見るところ 見方
8 玄関ドア 開け閉め、鍵、閉まりきるか
9 室内ドア すべて開け閉め。床や枠に擦れないか
10 ドアの向き 図面と開く向きが同じか
11 窓 すべて開け閉め。鍵がかかるか
12 網戸 破れ、スムーズに動くか
13 収納の扉 開け閉め、扉どうしの高さのずれ
14 引き出し 最後まで引けて、静かに戻るか
15 シャッター・雨戸 上げ下げ、電動なら動作

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③ 床・壁・天井(7項目)

# 見るところ 見方
16 床の傷 低い位置から、ライトを床と平行に当てる
17 床鳴り 部屋の端から端まで歩く
18 床の傾き ビー玉を置く、水平器アプリで測る
19 クロス はがれ、継ぎ目のすき間、汚れ
20 天井 しみ、クロスの浮き
21 巾木(はばき:床と壁の境の板) すき間、浮き
22 コンセント・スイッチ 位置と数が図面どおりか。通電するか

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④ 水回り(8項目)

# 見るところ 見方
23 キッチン 水とお湯を出す。シンク下に水漏れがないか
24 換気扇 すべて回して、音と吸い込みを見る
25 洗面台 通水、排水、下の収納のぬれ
26 浴室 シャワー、排水の流れ、ドアの開け閉め
27 トイレ 流す、タンクへの給水、床まわりのぬれ
28 給湯 お湯が出るまでの時間、温度の切り替え
29 点検口 床下・天井の点検口をライトで覗き、ぬれやにおいがないか
30 洗濯機置き場 排水口の位置、蛇口の高さ

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読者

小さな傷まで言ったら、面倒な客だと思われない?

設計の先生
設計の先生

引き渡し後の傷は「住んでからついた」と区別がつきにくくなります。今のうちに伝えておくと、お互いに話が早いですよ。

指摘した箇所には、マスキングテープを貼っていきます。

「という感じで私が傷や汚れ等を確認しながら、指摘する箇所を監督がマスキング貼っていきながら図面にも書き込むように進んでいきました」

ブログ(2020年8月ごろ)

テープと図面、両方に残す。地味ですが、再内覧で「どこだったっけ」とならないので、よくできた進め方だと感じました。

床の傾き・基礎のひび割れはどこからが問題?

国の基準では、床の傾き「6/1000」、基礎のひび「幅0.5mm」が目安になっています。

差 3m離れた2点で測る 3/1000未満 3mで差9mm未満 6/1000以上 3mで差18mm以上

国土交通省の告示では、床の傾きを3段階に分けています。測るのは、3m程度以上離れた2点です。

傾き 3mあたりの高さの差 告示の区分
3/1000未満 9mm未満 レベル1
3/1000以上6/1000未満 9mm以上18mm未満 レベル2
6/1000以上 18mm以上 レベル3(構造に瑕疵=欠陥がある可能性が高い)

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基礎のひびは、国のインスペクション(建物の検査)の指針で「幅0.5mm以上」が確認の目安です。

ただし、どちらも紛争処理や中古住宅の検査に使う物差しです。新築の合格・不合格を決める線ではありません。

ビー玉が転がったら、その場で施工会社に「測ってください」と頼む。これが一番現実的です。

設計の先生
設計の先生

スマホの水平器は、気づくための道具です。数字が気になったら、レーザーで測れる人に確かめてもらうといいですよ。

内覧会の第三者立ち会い、費用はいくら?

基本の立ち会いだけなら5.5万〜6.6万円台。床下と屋根裏まで頼むと9万〜13万円台が目安です。

基本+床下+屋根裏(税込・2026-10-20時点) アルファライフ 93,500円 アネスト(北海道等) 99,000円 アネスト(関東等) 121,000円 さくら事務所 132,000円〜

金額は2026-10-20時点の各社公式ページの値(税込)です。面積や地域で増えることがあるので、最新は各社の公式サイトでご確認ください。

さくら事務所

さくら事務所の新築一戸建て内覧会立会いのページ
さくら事務所の新築一戸建て内覧会立会いのページ(sakurajimusyo.com・2026-10-19時点の画面)

アネスト

アネストの内覧会立会い・同行のページ
アネストの内覧会立会い・同行のページ(anest.net・2026-10-19時点の画面)

アルファライフ

アルファライフの新築一戸建て内覧会同行のページを見る(alfalife-kobe.jp)

さくら事務所 アネスト(関東・東海・甲信・関西) アネスト(北海道・東北・北陸・中国・四国・九州) アルファライフ(神戸)
基本 66,000円〜 60,500円 55,000円 55,000円(125㎡以内)
床下の詳細 シルバー 110,000円〜(基本込み) +33,000円 +22,000円 +22,000円
屋根裏の詳細 ゴールド 132,000円〜(床下込み) +27,500円 +22,000円 +16,500円
面積の割増 延床125㎡超 130㎡超 130㎡超 125㎡超は1㎡ごとに550円
報告書 現地で報告。写真付きはオプションで4日後 原則5日以内(詳細版は+9,900円) 同左 その場で結果を報告し、PDFの報告書をメールで送付(無料)。後日詳細レポートも届く

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選び方の基準:各社の公式料金と、床下・屋根裏の扱いの2点で並べました。図は料金の安い順で、良し悪しの順ではありません。

表を見ると、差が大きいのは基本料金より「床下・屋根裏をどう扱うか」のほうです。たとえばアネストの基本サービスでは、床下と屋根裏は点検口から覗ける範囲を見ます。中に入るのは詳細調査のオプションです。

  • あなたの家が広い、またはサーモグラフィまで見てほしいなら → さくら事務所のコースから選ぶ
  • 関東・関西で、床下と屋根裏を足し算で選びたいなら → アネスト。14日前までに両方頼むと7,700円引き
  • 兵庫まわりで、傾きもしっかり測ってほしいなら → アルファライフ。標準でもレーザーレベルで計測する。点検口がないとき、または潜れなかったときは、オプション料金がかからない

「いろいろ検討した結果、床下や天井裏も含めて外部のホームインスペクションをお願いする事にしました。」

Yahoo!知恵袋の質問者の補足(2022年5月)

個人的には、迷っている人ほど「床下と屋根裏だけプロ」がしっくりくると思います。自分では見られない場所に、お金を集中できるからです。

第三者検査はいつまでに申し込む?

内覧会の日が決まったら早めに。さくら事務所は1週間前(土日祝は2週間前)までの連絡をすすめています。

申し込み 2週間前 内覧会 書面に残す いつ・誰が・どこを 再内覧 引き渡し

会社 申し込みの目安・早割
さくら事務所 1週間前(土日祝は2週間前)までの連絡をすすめている
アネスト 7日前までで3,300円引き、14日前までで7,700円引き(床下と屋根裏の両方を実施した場合)

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アネストでは、当日に不動産会社か建築会社の立ち会いが必要です。第三者が入ることは、早めに施工会社へ伝えておきましょう。

設計の先生
設計の先生

施工会社にとっても、第三者の目が入ると説明しやすくなる面があります。日程は三者で合わせておくと、当日がスムーズですよ。

内覧会で指摘したあと、どうやって直してもらう?

補修の約束は、口頭ではなく書面かメールで。引き渡しの前に済ませておきます。

残すこと 書き方の例
どこを 2階洋室のドア、下の擦れ(写真番号3)
誰が 〇〇工務店の現場監督
いつまでに 再内覧の〇月〇日まで
確認の方法 再内覧で一緒に見る

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「きちんと完成させた状態で点検して、問題あれば直してもらって、それから引き渡しです。」

Yahoo!知恵袋の回答(2026年8月)

補修の前と後を写真に撮っておくと、再内覧で見比べられます。

もう1つ、この家が「瑕疵保険」と「供託」のどちらで守られているかも聞いておきましょう。どちらも施工会社が倒れたときの備えです。和歌山県も、引き渡し前に確かめるよう案内しています。

引き渡しのあとに不具合が見つかったら?

構造と雨漏りは、引き渡しから10年間、売主や施工会社が責任を負う決まりです。

引き渡し 10年:構造と雨漏りを防ぐ部分 困ったら住まいるダイヤル

  • 対象:基礎・柱・梁などの構造と、屋根・外壁・窓まわりなど雨水を防ぐ部分
  • 期間:10年。特約で短くすることはできない
  • 注文住宅(請負)なら:民法では、不具合を「知った時から1年以内」に施工会社へ伝える
  • 建売(売買)なら:別の規定がある

見つけたら早めに連絡を。細かな判断は専門家に相談してください。

設計の先生
設計の先生

住んでから気づいたことは、日付と写真をメモしておくといいですよ。相談するときに話がまとまりやすくなります。

相談先は「住まいるダイヤル」(03-3556-5147、平日10:00〜17:00)。建築士が電話で話を聞いてくれます。

よくある質問

Q. 内覧会は何時間かかりますか?
自分たちだけで見る場合は、家の広さで変わります。「1時間くらい」と聞いていて、6時間かかったという記録もあります。プロの同行は、アネストの場合100㎡程度で基本1.5〜2.5時間、床下・屋根裏を含めて約3.5時間です。

Q. プロに頼めば、欠陥がないと保証してもらえますか?
いいえ。ホームインスペクションは目で見て測る検査が基本で、壊して調べることは原則しません。国の指針でも、瑕疵(欠陥)の有無を判定するものではないとされています。

Q. 小さな傷はプロに見てもらえますか?
会社によります。アネストでは、細かな傷や汚れなど見た目の問題は対象外です。仕上げの傷は、30項目を使って自分で見るのが確実です。

この記事のまとめ

  • 内装と設備の動きは自分で、床下・屋根裏・傾きの計測はプロに
  • 床の傾きは「3mで18mm」、基礎のひびは「幅0.5mm」が目安の物差し
  • プロの同行は基本5.5万〜6.6万円台、床下と屋根裏込みで9万〜13万円台(2026-10-20時点)
  • 指摘は「いつ・誰が・どこを」を書面に残してから引き渡し
  • 引き渡し後は、構造と雨漏りに10年の責任がある

今日やることは1つだけ。 この30項目を印刷するか、スマホに保存しておきましょう。

次にやること

① この記事の30項目を印刷するか、スマホに保存する
→ ② 内覧会の日が決まったら、プロに頼むか決める(頼むなら2週間前までに申し込む)
→ ③ 施工会社に、第三者の同行と「保険か供託か」の確認を伝えておく

出典