1. 家づくりの算段
  2. 独自データ
  3. 中古戸建て+リノベの総額はいくら?|築10・20・30年で試算

中古戸建て+リノベの総額はいくら?|築10・20・30年で試算

中古戸建てを買ってリノベすると総額はいくらになるのか。築10年・20年・30年で直す所がどう変わるかを公的な目安で整理し、首都圏の成約価格をもとに「購入費+工事費+諸費用」の総額を3通り試算。相談先の選び方も紹介します。

中古戸建て+リノベの総額はいくら?|築10・20・30年で試算

この記事にはアフィリエイトリンク(広告)が含まれます。

物件サイトで、築20年・4LDKの家に目が止まった。でも「ここから直すと、あといくら?」で手が止まる。

リノベ済みの家なら、値札を見れば総額が分かります。でも、これから直す家は、払うお金の全体が見えにくいんですよね。

この記事でわかること

  • 築10年・20年・30年で、直すことになりやすい場所
  • 「買う値段+工事費+諸費用諸費用工事以外にかかるお金。登記の手数料、ローンの手数料、火災保険、税金などです。多くはローンに入れず、現金で払います。」の総額の目安(3通りの試算)
  • 自分に合う相談先(ゼロリノベ/リノベ不動産)の見分け方

この記事の結論

中古+リノベの総額は「買う値段」と「直す費用」の足し算。古い家ほど、直す費用の割合が大きくなります。

  • まず、その家が建った年(1982年より後か、2000年より後か)を確かめる
  • 次に、物件の値段と工事費をいっしょに見積もってもらう
  • 契約の前に、建物の調査(ホームインスペクションホームインスペクション建物の専門家が、家の傷み・不具合・直す時期を目で見て調べる住宅診断のこと。買う前や引き渡し引き渡し工事が終わって、家の鍵を受け取る日のこと。この日から保証の期間が始まります。の前に頼みます。)を入れる

迷ったら、まずここで相場を見る

PRゼロリノベ中古の物件探しからリノベまで一社で無料セミナーに申し込む公式サイトで受付・申し込み無料

首都圏の平均価格で試算すると、総額は築10年が約5,510万円、築30年が約4,840万円。築30年は工事に1,200万円かけても、まだ下回ります。

ただ、差は物件の値段ほど開きません。「古い家は安い」は半分だけ正解です。

設計の先生
設計の先生

物件の値段だけで比べると、築30年がずいぶんお得に見えるんです。工事費まで足してから比べると、選び方が落ち着きますよ。

この記事の目次
  1. 築10年・20年・30年、どこを直すことになる?
  2. 築年数で、買う値段はいくら下がる?
  3. 結局、総額はいくら?築年数別に3通り試算
  4. 買う前に何を確かめる?建った年と建物の調査
  5. 物件と工事、まとめて相談するならどこ?
  6. まとめと次にやること
この記事に出てくる言葉 5個・押すと意味が出ます

本文の点線の言葉こんなふうに押すと、ここに意味が出ます。も、押すと意味が出ます。

  • フラット35住宅金融支援機構と銀行が組んで出している、35年間ずっと金利が変わらない住宅ローンです。
  • ホームインスペクション建物の専門家が、家の傷み・不具合・直す時期を目で見て調べる住宅診断のこと。買う前や引き渡しの前に頼みます。
  • 住宅ローン控除住宅ローンを組んで家を買うと、年末のローン残高に応じて、所得税などが一定の期間安くなる制度です。
  • 引き渡し工事が終わって、家の鍵を受け取る日のこと。この日から保証の期間が始まります。
  • 諸費用工事以外にかかるお金。登記の手数料、ローンの手数料、火災保険、税金などです。多くはローンに入れず、現金で払います。
家づくりの言葉を全部見る →

築10年・20年・30年、どこを直すことになる?

築年数と直す所 1 2 3 築10年 築20年 築30年 給湯器・浴室 外壁・屋根 配管・耐震 右ほど工事大

築10年は「設備の交換」、築20年は「家の外側」、築30年は「骨組みと配管」まで広がります。

住宅金融支援機構が出している木造一戸建ての「取替えの目安」を、築年数に当てはめたのが下の表です。工事費は、この記事の試算で置いた額です。

築年数 交換時期が来やすい所(機構の目安) 試算で置いた工事費
築10年 給湯器(10年位)、ユニットバス(10〜15年位)、水栓 約200万円
築20年 外壁(15〜20年位で全面補修)、スレート屋根、給水管、キッチン・トイレ 約450万円(断熱・耐震も直すなら+300万円)
築30年 床の骨組み(20〜30年位)、サッシ、瓦屋根、配管一式、耐震・断熱 約1,200万円(全面的に直す想定)

← 横にスクロールできます →

機構の資料にも書かれていますが、年数は「大体の目安」です。日当たりや手入れの具合で前後します。

工事費の額は、この記事で置いた想定です。築20年の額は、知恵袋で見つけた次の回答を参考にしました。

「外壁屋根塗り替え 駐車場増設1→3台 カーポート 水回り全て交換 床の張り替え クロス交換 概算400〜500万程度はかけてました。」

Yahoo!知恵袋の回答(2026年1月)

「断熱リフォームや耐震補強は300万は必要でしょう。」

Yahoo!知恵袋の回答(2026年1月)

別の回答には、こんな話もありました。昔は天井なども含めて全部やって200万円だった工事が、屋根・外壁を含めると、今の相場なら最低でも1,200万円くらいかかるだろう、という概算です。人件費が上がっているので、数年前のブログの金額をそのまま当てはめないほうが安心です。

要するに、築年数が10年進むごとに、直す場所が「設備→外側→骨組み」と広がっていきます。

築年数で、買う値段はいくら下がる?

首都圏の成約価格(2024年) 築6〜10年 5,034万 築16〜20年 4,384万 築26〜30年 3,419万 築41年以上 2,105万 ¥

首都圏では、築10年と築30年の差がだいたい1,600万円あります。

上の図は、東日本不動産流通機構の首都圏データ(2024年の成約価格)を加工して作成しました。目を引くのは、築25年を過ぎたあたりで値下がりが急になる点です。

築年帯ごとの下がり幅は、築20年台前半までは約260万〜390万円。それが築21〜25年から築26〜30年へ進むところで、約703万円に広がります。

全国の数字も見ておきます。フラット35フラット35住宅金融支援機構と銀行が組んで出している、35年間ずっと金利が変わらない住宅ローンです。を使った人の調査(2025年度)では、中古戸建ての購入価格は全国で2,782.5万円でした。首都圏との差はかなり大きいので、自分の地域の相場で読み替えてください。

「築20~30年だと、今後大規模な修繕(屋根、外壁、配管など)が必要になるリスクが高いです。」

Yahoo!知恵袋の回答(2025年4月)

要するに、安く買えた分は「これから直す分」の前払いの割引、と考えるとすっきりします。

結局、総額はいくら?築年数別に3通り試算

総額の内訳(試算) 築10年 約5,510万 築20年 約5,090万 築30年 約4,840万 購入費 諸費用 工事費

首都圏の平均で試算すると、築30年がいちばん安く、築10年がいちばん高くなりました。

3通りとも、買う値段は前の章の首都圏平均(2024年)を使った「試算」です。実際の取引例ではありません。

試算 内訳(2026-10-27時点の制度で計算) 総額
築10年 購入5,034万+諸費用約276万+工事200万 約5,510万円
築20年 購入4,384万+諸費用約252万+工事450万 約5,090万円(断熱・耐震も直すなら約5,390万円)
築30年 購入3,419万+諸費用約220万+工事1,200万 約4,840万円

← 横にスクロールできます →

諸費用(家そのもの以外にかかるお金)の中身は、こうなっています。

  • 仲介手数料: 法律で決まった上限(物件価格×3%+6万円、に消費税)で計算。築20年なら約151.3万円
  • 売買契約書の印紙: 1,000万円超〜5,000万円以下は1万円。5,000万円を超える築10年の例は3万円
  • 登記・ローン手数料・火災保険など: 物件や銀行で変わるので、ここでは一律100万円と仮置き
読者

築30年が安いなら、古い家を選んでおけばいいってこと?

金額だけなら、そうです。でも築30年の工事1,200万円は、壁をはがして傷みが広かったら、そこから増えます。

築10年は値段が高いぶん、買ったあとに「想定外」が出にくい。払うお金の大きさと読みやすさ、どちらを取るかの違いです。

編集部の見方では、築20年前後は直す範囲を決めやすい年代です。機構の目安で外壁の全面補修が「15〜20年位」とされていて、まず手を入れる場所がはっきりしているからです。

要するに、築年数で総額の差は縮まります。決め手は「工事費のブレをどこまで受け止められるか」です。

買う前に何を確かめる?建った年と建物の調査

建った年で変わること 1982年以降? はい いいえ 減税の対象 耐震の証明

建った年で、使える減税と、気をつけたい所が変わります。物件資料の「建築年月」は最初に見ておきましょう。

年の線 何が変わった? 買う人への影響
1981年6月 今の耐震基準(新耐震)が始まった これより前の家は耐震補強を予算に入れておく
1982年1月1日 減税の築年の区切り これより前は、住宅ローン控除などに耐震の証明が要る
2000年6月 木造の柱や梁のつなぎ方が明確になった 1981年6月〜2000年5月の木造は、つなぎ目の確認を

← 横にスクロールできます →

国土交通省は、熊本地震で2000年以前の新耐震の木造にも倒れた家があったとしています。築30年の試算に耐震の費用を入れたのは、このためです。

もう一つ大事なのが、建物状況調査(ホームインスペクション。建築士が家の傷み具合を調べる検査)です。国の手引きでは、時間は1〜3時間程度、費用は6万円程度から。柱や基礎、雨漏りに関わる所を、目で見たり測ったりして調べます。壁をはがして中まで見るものではありません。

設計の先生
設計の先生

インスペクションは売主さんの同意が要ります。内見のときに「調査を入れてもいいですか」と一言聞いておくと、そのあとが進めやすいですよ。

予算オーバーの備えもしておきたいところ。住宅リフォーム推進協議会の調査では、リフォームした人の29.3%が予算を超えていました。理由のトップは「予定より直す所が増えた」です。

最初に立てた予算は平均291万円、実際は平均434.2万円。約1.5倍です。工事費の見積もりとは別に、予備のお金を残しておくと気持ちがラクになります。

要するに、「建った年を見る→調査を入れる→予備を残す」の順で、工事費のブレを小さくできます。

物件と工事、まとめて相談するならどこ?

相談先の違い ゼロリノベ 無料セミナー 毎日開催 リノベ不動産 全国の店舗 個別相談会 vs

家でじっくり聞きたい人はゼロリノベ、近くの店で顔を合わせて相談したい人はリノベ不動産が合います。

中古+リノベでいちばん困るのは、物件を買う時点で工事費が分からないこと。物件探しと設計・工事を1つの会社でまとめて見てくれる「ワンストップ型」なら、内見の段階で「この家ならいくら直す必要がある」を一緒に考えてもらえます。

会社側から見ると、仲介と工事の両方を受けられるのがこの形のうまみです。だから、直すことを前提に物件を探してくれます。

ゼロリノベは、groove agent株式会社が運営する「物件購入+リノベ」のワンストップサービスです。

ゼロリノベの公式トップページ
ゼロリノベの公式トップページ(zerorenovation.co.jp・2026-10-27時点の画面)

無料のオンラインセミナーを毎日開いていて、「セールスなし」とうたっています。個別相談も無料です。戸建ては建物ごとの状態の差が大きいため、定額ではなく「都度お見積もり」です。

リノベ不動産は、株式会社WAKUWAKUが運営しています。住宅ローンの相談、物件探し、設計・施工、インテリアの提案まで一貫して手伝うサービスです。

リノベ不動産の公式トップページ
リノベ不動産の公式トップページ(renovefudosan.com・2026-10-27時点の画面)

中古の戸建て・マンションのフルリノベに対応し、全国の店舗で初心者向けセミナーや個別相談会、住宅ローンセミナーを開いています。

ゼロリノベ リノベ不動産
相談の形 無料オンラインセミナー(毎日)、無料の個別相談 全国の店舗でセミナー・個別相談会
戸建ての費用 都度見積もり 公式サイトで最新をご確認ください
向いている人 まず家から話を聞いて、仕組みを知りたい人 近くの店舗で、実物を見ながら相談したい人

← 横にスクロールできます →

選び方の基準:相談の形・戸建ての費用の出し方・向いている人の3点で見ました。どちらも、申し込む前に「戸建て」と「住みたいエリア」に対応しているかを確かめておくと安心です。

設計の先生
設計の先生

セミナーや相談には、気になっている物件の資料を1つ持っていくといいですよ。総額の話がぐっと具体的になります。

要するに、迷ったら、家から聞けるセミナーで総額の考え方をつかむのが、気軽な一歩目です。

よくある質問

Q. 中古でも住宅ローン控除住宅ローン控除住宅ローンを組んで家を買うと、年末のローン残高に応じて、所得税などが一定の期間安くなる制度です。(ローン残高に応じて所得税などが戻る仕組み)は使えますか?
使えます。省エネ基準に合うと証明できる中古なら、借入の上限2,000万円(子育て・若者夫婦世帯は3,000万円)で13年。証明がない中古は2,000万円で10年です。2026年からは床面積40㎡以上の家も対象になりました(所得などの条件あり)。くわしくは国土交通省の案内と、税理士など専門家に確かめてください。

Q. リノベに使える補助金はありますか?
窓やドアの断熱工事なら「先進的窓リノベ2026事業」で、1戸あたり上限100万円です。断熱などの工事が対象の「みらいエコ住宅2026事業」は、予約申請が遅くとも2026年11月16日まで。どちらも予算がなくなった時点で終わるので、工事会社に早めに相談しておきましょう。

Q. 新築より、中古+リノベのほうが安いですか?
国の住宅市場動向調査(令和7年度)では、土地を買って注文住宅を建てた世帯の購入資金は平均7,646万円でした。中古戸建ては平均2,966万円です。ただし中古には、ここに工事費がのります。この記事の試算のように築年数で総額は変わるので、物件ごとに足し算して比べてください。

まとめと次にやること

  • 築10年は設備、築20年は外壁・屋根、築30年は骨組み・配管・耐震まで、直す所が広がる
  • 首都圏の平均で試算すると、総額は築10年約5,510万円、築20年約5,090万円、築30年約4,840万円
  • 古い家ほど安く買えるが、工事費のブレが大きくなる
  • 1982年より前、2000年より前の木造は、耐震の確認を予算に入れる
  • 調査(インスペクション)は6万円程度から。予備のお金も残しておく

今日からできるのは、この3つです。

① 今の家賃と貯金から、出せる総額の上限を決める
→ ② 気になる物件の「建築年月」を見て、築10・20・30年のどれに近いか当てはめる
→ ③ ゼロリノベのオンラインセミナーか、リノベ不動産の近くの店舗の相談会で、その物件の総額を一緒に見積もってもらう

総額の数字を一つ持って行くだけで、相談の時間がずっと中身の濃いものになります。

出典を見る