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太陽光 蓄電池 新築の価格 2026|メーカー別kWh単価と元が取れる年数

新築で太陽光と蓄電池を勧められ、見積もりが高いか分からない人へ。2026年の価格の相場と、パナソニック・京セラのkWh単価、売電24円で試算した元が取れるまでの年数、使える補助金をまとめました。

太陽光 蓄電池 新築の価格 2026|メーカー別kWh単価と元が取れる年数

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打ち合わせの帰り道、見積書の「太陽光4kW+蓄電池」の一行が気になって、駅のホームでスマホを開く。売電は24円と書くページもあれば、15円と書くページもある。蓄電池は元が取れないという話まで出てきて、何を信じればいいのか分からなくなりますよね。

この記事でわかること

  • 新築で太陽光4kWと蓄電池を付けたときの、ざっくりした総額
  • パナソニックと京セラの蓄電池が、1kWhあたりいくらになるか
  • 自分の家の電気の使い方だと、何年で元が取れそうか

この記事の結論

太陽光は「元を取る設備」、蓄電池は「停電に備える設備」。分けて考えると、見積もりの高い安いが見えてきます。

  • まず太陽光だけの費用(4kWで約114万円)と回収年数をつかむ → 停電に備えたい家だけ蓄電池を足す
  • 蓄電池は、補助金でいくら下がるかを住宅会社に聞いてから決める
  • 売電単価は「いつ認定されるか」で決まるので、契約前に確認する

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設計の先生
設計の先生

太陽光と蓄電池を1つの見積もりで見ると、判断がぼやけるんです。行を分けて、それぞれの金額を出してもらうといいですよ。

この記事の目次
  1. 新築の太陽光と蓄電池は、総額いくら?
  2. メーカー別に、蓄電池は1kWhあたりいくら?
  3. 売電単価は24円?それとも15円?
  4. 太陽光は何年で元が取れる?
  5. 蓄電池は元が取れる?
  6. 新築で使える補助金はいくら?
  7. 契約前に住宅会社へ何を聞けばいい?
  8. Q. 新築で太陽光4kWはいくらかかりますか?
  9. Q. 2026年度の売電単価は24円ですか、15円ですか?
  10. Q. 太陽光と蓄電池は、同時に付けないといけませんか?
  11. Q. Powerwall 3の価格はいくらですか?
  12. まとめ
この記事に出てくる言葉 4個・押すと意味が出ます

本文の点線の言葉こんなふうに押すと、ここに意味が出ます。も、押すと意味が出ます。

  • 坪単価建物の値段を広さ(坪)で割ったもの。1坪は約3.3㎡で、畳2枚分くらいです。会社によって「どこまで含めた値段か」が違うので、数字だけを比べると見誤ります。
  • 引き渡し工事が終わって、家の鍵を受け取る日のこと。この日から保証の期間が始まります。
  • 本体工事費家そのものを建てる工事のお金。基礎・柱・屋根・壁・内装などです。カタログの坪単価は、ふつうこの本体だけの数字です。
  • 間取り部屋の数や配置のこと。「3LDK」は、部屋3つ+リビング・ダイニング・キッチン、という意味です。
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新築の太陽光と蓄電池は、総額いくら?

設備ごとの費用の目安 ¥ 太陽光4kW 114万円 蓄電池相場 121万円 パナ定価 279万円

新築で太陽光4kWを載せると、設置費は約114万円が目安です。経済産業省の調達価格等算定委員会の資料を引用した解説では、新築の設置費用は2024年の平均で28.6万円/kW(工事費込み)。これに4kWを掛けた数字です。

蓄電池は別にかかります。三菱総合研究所の2024年度の取りまとめでは、本体が平均11.1万円/kWh、工事費が1.0万円/kWh。10kWhなら合わせて約121万円になります。

設備 費用の目安 何が入っているか
太陽光4kW 約114万円 パネル・工事費込み(2024年平均)
蓄電池10kWh 約121万円 本体+工事費(2024年度相場)
合計 約235万円 補助金を引く前

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グラフの一番右の棒は、パナソニックの蓄電池ユニットの希望小売価格(工事費別)。相場の倍以上ですが、メーカーが決めた定価です。実際の見積もりは、たいていこれより下がります。

要するに、太陽光は100万円台前半、蓄電池は容量次第で100万円台から。分けて見るのが第一歩です。

メーカー別に、蓄電池は1kWhあたりいくら?

パナソニックの創蓄連携システムTは、蓄電池ユニットだけなら約28.8万円/kWh(9.7kWh・税込・工事費別、2026年11月時点の希望小売価格)。

パナソニック 創蓄連携システムTのニュースリリースを見る(news.panasonic.com)

ただ、これには「パワーステーション」という機械が別に要ります。太陽光の電気を家で使える形に変える装置(パワーコンディショナ)と、蓄電池の制御をまとめたもの。足すと466万2,900円、1kWhあたり約48.1万円になります。

京セラのEnerezza Plusは、パワーコンディショナ一体の「ハイブリッド型」です。容量が大きいほど、1kWhあたりの値段が下がる作りでした。

京セラ Enerezza Plusの製品ページ
京セラ Enerezza Plusの製品ページ(kyocera.co.jp・2026-11-05時点の画面)
京セラの型番(容量) 希望小売価格(税込) 1kWhあたり(実際に使える量で割った額)
EGS-MC0550(5.5kWh) 342万1,000円 約72.8万円(4.7kWh)
EGS-MC1100(11.0kWh) 562万1,000円 約59.8万円(9.4kWh)
EGS-MC1650(16.5kWh) 782万1,000円 約55.5万円(14.1kWh)

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「初期実効容量」とは、実際に取り出して使える電気の量のこと。カタログの容量より少し小さくなります。私は比べるとき、こちらで割ります。夜に使えるのはこの量だからです。

読者

シャープや長州産業、テスラはいくらなの?

公式の価格を容量と一緒に確かめられたのは、パナソニックと京セラの2社だけでした。シャープは住宅用の太陽光と「クラウド蓄電池」を出しています。

シャープの住宅用太陽光・蓄電池の製品情報ページを見る(jp.sharp)

Tesla Powerwall 3は2026年8月3日に日本で販売が始まりました。容量13.5kWh、最大出力9.69kW。テスラのサイトで相談すると、地域の認定施工会社から連絡が来る仕組みです。

Tesla Powerwallの公式ページを見る(tesla.com)

長州産業も含めて、この3社は見積もりで金額を出してもらう形になります。あなたがどれに当てはまるか、見てみてください。

  • 停電中もエアコンやIHを動かしたい → 出力の大きいPowerwall 3や、全負荷型(家じゅうに電気を送れるタイプ)の機種を見積もりに入れる
  • 容量を後から増やす余地を残したい → 京セラの5.5kWhから16.5kWhまでの段階を見比べる
  • 太陽光もパナソニック製でそろえたい → 創蓄連携システムTで見積もりを取る

要するに、定価の比較は「パワコン込みか」「実際に使える量で割ったか」をそろえてから。

売電単価は24円?それとも15円?

売電単価の移り変わり 1 2 3 1〜4年目 24円 5〜10年目 8.3円 11年目〜 自家消費 固定は10年

どちらも本当です。違うのは「いつ認定を受けたか」。

2025年10月以降にFIT(固定価格買取制度。電力会社が決まった値段で電気を買い取る国の制度)の認定を受けた住宅用(10kW未満)は、運転開始から4年目まで24円/kWh、5〜10年目は8.3円/kWhです。2026年度もこの単価とされています。

認定を受けた時期 売電単価(1kWhあたり)
2024年度 16円(10年間)
2025年4〜9月 15円(10年間)
2025年10月以降 24円(4年目まで)→8.3円(5〜10年目)

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24円と聞くと急に得になった気がしますよね。ただ、これは設置の初期費用を早めに回収しやすくするための「初期投資支援スキーム」と呼ばれる仕組みで、5年目からは8.3円に下がります。24円だけを見ず、10年間の流れで考えるのがコツです。

要するに、これから新築する人は24円→8.3円の2段階で計算すればOK。

太陽光は何年で元が取れる?

10年間の累計と設置費 自家消費30% 78万円 自家消費50% 91万円 自家消費70% 104万円 設置費 114万円

太陽光4kW・設置費約114万円・電気代31円/kWhで計算すると、売電が終わる10年目の時点では、どの自家消費の割合でも設置費にまだ届きません(筆者の試算)。回収は十数年〜20年が目安です。

前提はこうです。1kWあたり年約1,000kWh発電する(太陽光発電協会の目安)ので、4kWなら年4,000kWh。電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円です。

「自家消費」とは、発電した電気を売らずに家で使うこと。使った分は電気を買わずに済むので、1kWhあたり31円得します。売れば24円か8.3円。家で使うほうが得なんです。

自家消費の割合 10年間の累計 元が取れる目安
30% 約78万円 約20年目
50% 約91万円 約14年目
70% 約104万円 約12年目

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11年目以降は、売電をゼロ円と置いた厳しめの計算です。実際は卒FIT後も電気を買い取る電力会社のプランがあるので、これより早まります。電気代が40円の家(東京電力の従量電灯Bで300kWhを超える分は約40円)なら、30%でも約16年目に縮みます。

私がいちばん現実的だと思うのは30%の行。パナソニックの試算でも、太陽光だけの自家消費率は23.6%でした。昼間に家にいない共働きの家は、このあたりが出発点です。

これは回答した人の個人の計算で、前提は書かれていません。設置費が安い、電気代が高いなど、条件がそろえば10年前後に縮まります。

設計の先生
設計の先生

見積もりのシミュレーションでは、自家消費の割合が何%になっているかを見てください。そこが高すぎると、回収が早く見えるんです。

要するに、昼に電気を使う家ほど早く元が取れます。

蓄電池は元が取れる?

蓄電池の2つの見方 お金で見る ¥ 削減 年1.5万 定価 279万 安心で見る 停電でも使う 夜も太陽の電気 vs

お金だけで見ると、補助金なしで元を取るのは難しい設備です。

パナソニックが東京・4人世帯・太陽光5.5kWで試算した結果、創蓄連携システムTを足すと電気代は年約1.5万円下がりました(保証値ではありません)。月にすると1,250円ほど。ユニットの定価279万円を単純に割ると、100年を超えます。

それでも自家消費率は23.6%から67.9%まで上がります。昼の電気を夜に回せるからです。前の章の「70%の行」は、蓄電池がある家の姿なんです。

2つ目の声は、24円で売れる最初の数年は、ためるより売るほうが得になりやすい、という話です。蓄電池の出番が本格的に来るのは、売電単価が8.3円に下がってから。

読者

じゃあ、付けないほうがいいの?

私の判断ははっきりしています。停電のとき、冷蔵庫や照明、スマホの充電を止めたくない家は付ける。そうでない家は、まず太陽光だけで建てて、後から考える。

蓄電池は、住宅会社や機種によっては後付けにも対応しています。契約前に「後から付けられますか」と聞いておくと安心です。

設計の先生
設計の先生

後から付けるつもりなら、置き場所と配線の通り道だけは新築のときに決めておくといいですよ。工事がぐっと楽になります。

要するに、蓄電池は「得する設備」ではなく「止まらない家にする設備」。そこに価値を感じるかで決めましょう。

新築で使える補助金はいくら?

補助金 金額の目安(2026年11月時点) 条件
ZEH補助金(ZEH) 45万円/戸(4〜8地域) ZEHビルダー等が関わる
ZEH補助金(ZEH+) 80万円/戸(5〜8地域) 省エネの上乗せ要件あり
ZEHの蓄電池加算 最大20万円 蓄電池だけでは申請不可
東京都の蓄電池補助 上限120万円/戸 工事契約前に事前申込

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ZEH補助金とは、国が行う「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の新築支援です。断熱をよくして太陽光を載せ、家で使うエネルギーを差し引きゼロに近づけた家が対象。1〜3地域(北海道など寒い地域)は55万円と、少し高くなります。

蓄電池の加算は「実際に使える量1kWhあたり2万円」「経費の3分の1」「20万円」のうち一番低い額。9.4kWhの機種なら18.8万円です。

東京都の蓄電池補助は、上限120万円/戸とされています(2026年度)。1kWhあたりの補助額は年度で変わるので、最新の額は東京都の窓口で確かめてください。都内で建てるなら、蓄電池の計算がかなり変わります。国の制度との併用の可否も、住宅会社と各窓口で確かめてください。

家庭用蓄電池のDR補助金は、予算に達して2026年5月29日に公募終了と伝えられています。ただ受付期間の書き方が記事によって違うので、SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ。国の補助金の窓口)で最新の状況を確かめておくと安心です。

要するに、新築の補助金は住宅会社を通して申請するもの。契約前に「対象になりますか」と聞くのが一番の近道です。

契約前に住宅会社へ何を聞けばいい?

確認する順番 1 2 3 4 5 認定時期 工事費 実効容量 補助金 保証申込 契約前 引渡し後

聞くことは5つだけです。営業の人にそのまま渡せるよう、言葉にしておきました。

  1. 認定時期:「売電の認定はいつになりますか。単価は24円と8.3円で計算していますか」
  2. 工事費:「太陽光と蓄電池、それぞれ工事費込みの金額を別の行で出してください」
  3. 実効容量:「この蓄電池は、実際に使える量が何kWhですか」
  4. 補助金:「御社はZEHビルダーですか。補助金の申請は着工の前に間に合いますか」
  5. 保証申込:「機器の長期保証は、引き渡し引き渡し工事が終わって、家の鍵を受け取る日のこと。この日から保証の期間が始まります。後いつまでに申し込みますか」

4番は時間との勝負です。ZEH補助金は交付が決まる前に着工すると対象外(基礎工事だけは先に進めてよい)。単年度の公募は2026年12月11日17時までで、予算に達すると早く締め切られます。

5番は地味に見落としがちな所。京セラのEnerezza Plusは、引き渡しから1年以内に申込書を出すと機器保証15年・容量保証15年・自然災害保証10年が付きます。出さないと機器保証は1年だけになってしまいます。

設計の先生
設計の先生

見積もりは2〜3社から取ると、相場の感覚がつかめます。1kWあたりの金額に直して並べると、比べやすいですよ。

要するに、5つの質問を見積もりの前に投げておけば、数字の土台がそろいます。

よくある質問

Q. 新築で太陽光4kWはいくらかかりますか?

A. 約114万円が目安です。経済産業省の資料を引用した解説では、新築の設置費用は2024年の平均で28.6万円/kW(工事費込み)でした。

Q. 2026年度の売電単価は24円ですか、15円ですか?

A. 2025年10月以降にFIT認定を受けた住宅用は、4年目まで24円、5〜10年目は8.3円です。15円は2025年4〜9月に認定された場合の単価です。

Q. 太陽光と蓄電池は、同時に付けないといけませんか?

A. いいえ、住宅会社や機種によっては蓄電池を後から付けられます。ただしZEH補助金の蓄電池加算は新築のZEHとセットなので、新築時に付けるほうが補助を受けやすくなります。

Q. Powerwall 3の価格はいくらですか?

A. 本体価格本体工事費家そのものを建てる工事のお金。基礎・柱・屋根・壁・内装などです。カタログの坪単価坪単価建物の値段を広さ(坪)で割ったもの。1坪は約3.3㎡で、畳2枚分くらいです。会社によって「どこまで含めた値段か」が違うので、数字だけを比べると見誤ります。は、ふつうこの本体だけの数字です。は公表されていないため、テスラの認定施工会社に見積もりを依頼します。容量は13.5kWh、最大出力は9.69kWです。

まとめ

  • 新築の太陽光4kWは約114万円、蓄電池10kWhは相場で約121万円が目安(2024年度の数字)。
  • 2025年10月以降の認定なら、売電は24円(4年目まで)→8.3円(5〜10年目)。
  • 太陽光だけなら、自家消費30%で約20年目、70%なら約12年目に元が取れる計算。
  • 蓄電池は電気代の削減より、停電への備えとして選ぶ設備。
  • ZEH補助金や東京都の補助は、住宅会社を通じて契約前に確かめる。

次にやること
① 電気の検針票で、月に何kWh使っているか、1kWhいくらかを見る → ② この記事の表に当てはめて、太陽光だけの回収年数を出す → ③ 住宅会社に「契約前に確認したいこと」の5つを聞き、太陽光と蓄電池を別の行にした見積もりをもらう

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